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10/09/2022

秋の御礼










9/16,17,18,19の外苑前での4日間、

9/30,10/1,10/2,10/3の大阪での4日間に

ご来店頂き誠にありがとうございました。


今回も4-5月の渡英で集めた洋服から

秋冬のスタートとして組んでみました。



大まかな狙いは変わらずで、ややトラッドに

比重を置き、 時代は主に90年代を

ターゲットに絞ったラインナップに、


サンプリングと素材に共通項を見出す意味で

大阪では古いものも並べてみました。


あとは LOCAL というキーワードです。



また、今は毎回短期間でのオープンという

スタイルということもあり、

商品紹介の方法について悩む局面が

多々有ります。


最近は言葉無しで、

ストーリーに大まかなテーマに沿った

簡単で雑多なスタイリングを載せております。


今は何故か言葉を載せることを躊躇します。

洋服を紹介する言葉の、文章の温度について

考えることが多く、


客観性を大事にしながら、時に混ざる主観の度合いや着る人の余白の残し方など

商品情報以外のところについてどんなタッチで

書いたら良いかなどスタンスを考えています。


仕入れた人の価値観が最終地点ではなく、

購入者、着る人の価値観や発見が

ゴールでありたいので

一方方向のみは違うよなと、

なんかそんな感じです。


また、わかりやすいアイコンを上げることは

ほぼありませんが、


行く先国々、時代様々で

その時のターゲットの洋服を集めつつ、

特別なステータスのない僕ら、

着るのは現代の自分たちということで、


今にはない当時の空気を体感しつつ、

着るのは現代というミスマッチを

うまく体現していきたいなと

そういう思いです。




では東京大阪のsold outから一部ご紹介(写真撮れたものだけ)

お会計時の画像なので雑です!


90's Harrods のウールサージジャケットとNicoのウエスタンシャツ
当時を感じるナチュラルでトラッドな組み合わせ
アメリカントラッドでもある典型的なミックスを
イギリスの洋服で行うというもの
今回テーラードは数多く展開しました。

数少ない当時のメンズニットデザイナーの
インディゴコットンフィッシャーマン
凹凸と陰影を纏う

グリーンのボンバーは90'sのDuffer
繊細さと強さを併せ持つ質の良いシープスキン
A-1とデニムジャケットのハイブリット


写真では伝わりにくいAQUASCUTUMの90s
ライトな梳毛ウールのショートブルゾン、
フリースライニング
以前から買っている90sのAQUASCUTUM。
この時期はちょっとストリート風味のラインがあり面白い。
イングランドメイド。

画像で写すとボーダーが見えますが、実際は
よく見ないとわからないミッドナイトグラデーション
リネンシルクだったような...
春に展開したものはシルク100%でした
ともにロードサイドのデザイナーズを持っていた人から

事前の予告ストーリーで
ヘリンボーンのスーツトラウザーズと
合わせたり、テーラードジャケットのインナーに
着せていたナッパレザージャケット。
これまで流れ的になんとなく敬遠していたYMC。
今回はトラッドの気分で観れたのか逆に新鮮で。
初期のものは荒削りなものがまだ多く
そこに惹かれた。
ロードサイドでデザイナーズを売っていた人から購入。


Baileyの裏無しチェスター。
コットンシルク。late90's。
良い時代のJigsawが破綻する前のちょっとの間に
展開したハイラインBailey。
良い素材や付属を使ったちょっとよいデイリーウェア
そんな感じでしょうか

コロナ前の2019年冬の買い付けで
見つけて衝撃を受けたムートンがあります。
インスタにも投稿しましたが、
それが初期のドルガバでした。
当時の雑誌で見てはいましたが、
イタリアには行かないしなぁ…
そんな感じでした。
しかし、実際にイギリスでそのムートンを
見つけた時の驚きが忘れられず...
で、今回はイギリスで見つけたトラウザーズ。
ナイロン混のウールで、アルマーニとかでも見られる
少し重たいジャージーのような顔の素材です。
ドレープが下に溜まるような重さを狙って
このナイロン混の素材を使ったと思います。
ウールだけだとモサっとして、
この粘性のある重さのドレープは出ないかと

序盤なのでウールのハンドニットはこれだけ
エクリュのいびつな形のジャンパーでした
編み物は計算できない形や膨らみ出るのが良いよなぁ...

東京、大阪ともに持参した、
前回集めたUKスウェットとウールのトラウザーズ。
春にも展開しましたが、今回も。
この冬のベースウェアとして、数多めに展開しました。


ここから大阪
イギリスローカルスウェットはスポーツジム。
太い間隔のリブ編み、ネップまじりのカーディガンは
90s Nicole Farhi のメンズライン。
2016年、東京に移転して一回目の買い付けで、
たまたまシェパーズブッシュのチャリティー
で知らずに購入したのがNicole Farhiのジャケット2枚。
そこから少しずつ好きになりました。
バルキーなニットにローカルスウェット、
これはかなり好きな組み合わせ。

90's St.Michael / M&S のボンバー
マットブラックのポリエステルボンバー
普段着のアウターとしては秀逸の程よさ
アウターは少ないから嬉しい1着

ウールパイルを主体としたナチュラルフリース
実験的な要素の強い素材使いをするのはデザイナーの仕事。
当時かなりの値段したはず。
イギリスではあまり見かけないネームですが、
イギリスのブランドで、デザイナーもイギリス人

前出Bailey のハードツイードのトラウザーズ
生地が硬いのでシルエットも直線的
自分ならフランスメイドのアディダスとか履きたい感じ

90's Jigsaw からミラノリブのトラウザーズ
ベースはクラシックなスキーパンツ。
ナイロンじゃなくウールの時代のスキートラウザーズを
ミラノリブに置き換えて

スウェット3つ
GWR クラシックなレイルウェア好きな人なら反応する
Great Western Rail の貨物のスウェット
ちょっと古いタイプ

定番OXFORDの白、染み込み
Ireland made

NEXT のスポーツライン NX SPORTS
粉っぽいダストカラーのストリートジャンパー

ジャージー素材のテーラード探していました。
これはNEXTの90's
チャコールのジャージーテーラードに
チャコールのVニット。
黒ではなくチャコール/チャコールを合わせる
微妙なはずしが自然で良い。

デザインは70506 シルエットは101-J
スエードジャケットは90's Red or Dead
前回の買い付け初日、最初に購入した服
アメリカの顔したイギリス物
よく見たら違いが出るから洋服は面白い

ロイヤルエアフォース、イギリス空軍の
グレーベンタイルと言えば、
血眼になって探した経験がある方も多いのでは。
ミドル丈マウンテンレスキューと
ロング丈のコールドウェザーパーカー
2つのハイブリットデザイン。
90's Aquascutum この時代は柔軟で、
ストリートデザインしています。
イギリス製。


90's BROWNSのジャージーテーラード
チェック柄のジャージーにダークネイビーの顔料プリント
着ていくと色落ちしていくジャケットです。
Jones,WOOD HOUSE, BROWNS, など
当時のセレクトショップオリジナルを探すきっかけは
David Daviesです
デザイナー対  ‘服’  の距離より、遠い距離から洋服を
作っているスタンスが心地よいなと感じたから。
Daviesはなかなか無いけども...

裏地がターコイズ+ピンク
ハンティング+ミリタリーライナーのハイブリッドデザイン
90'sの Joe Casely Hayford 
ロンドンの洗練系チャリティーで。
97年、17歳の頃、仲良い友達が好きなブランドが
ドリスとジョーケースリーで、
地元(島根)でも取り扱いがありました。
当然日本に輸入されているものは一部で、
日本人バイヤーが選んだものだけが輸入されます。

海外で見つかるものと国内で見つかる物に
なんか温度差を感じるのは
その部分に違いがあるのかなと。あとはライセンスか。

St.michael M/S 90's
ヘビーフリースのカバーオール。
カバーオールをフリースで作るにあたり、
フリースをちゃんとヘビーフリースにしているあたり
抜かりない。
これだけのクオリティーの量産品を
値段そこそこで
作っていた、生産を管理していたM/S。恐るべし。




シャツは今回は少しだけ
ドレス、ナイトウェアでは定番のベルベットをシャツに
でも形はスクエアのカジュアルシャツ...
こういうわかりやすい逆説デザインは
当時のデザイナーの仕事
黒のベルベット...新鮮で良かったです

90's BrownsのブロードシャツとEASY のデニム
モルタルグレーとヌードカラー
潔い坊主頭との相性が良かった組み合わせ
ありがとうございました!

イギリス、小さなロカールテーラーによる
知らない誰かがオーダーしたトラウザーズ

ブリティッシュカントリースタイルのコーデュロイ
というより
洗練されたトラウザーズという感じ
この色を選ぶ理由がわかる
90'sに作られたようで、全体的にモダンな仕上がり





当時のローカインディレーベル' ANGLE'
のチャコールシャツ
チャコールにはワインレッドのボタンがつくイギリスの
インディペンデントレーベルマナー然り、
大きなポケット、下気味のヨーク、微妙な素材
みればみるほど変な感じ
パっと見普通なんですが
小さな仕様や選別の連続の効果でしょうか



W.F.Fのセットアップ
スーツと言っても、メルトンのカバーオールとワークパンツ。
比較的初期の物で、譲ってくれた人は
当時第一線の音楽プロデューサー。
合計4着譲り受けたセットアップのうち、
これが最後。
ブラックにあんな色のレザー切り替えする?
いやしない。
固定概念はあまり好きでは無いのですが、
自分の頭の堅さに気がつく、
そんな組み合わせに衝撃でした。


といった感じです。

ご紹介できてないものが多いですが、大まかな
方向性を見ていただければ嬉しいです。


次回は11月中旬、さらに12月、1月ということで
ストックが少ないので渡英します。

世界情勢、円安を考慮して中東系でロングフライトです...


フランスにも行きたいのですが、
フランスは来春から復活しようと決めました。

渡英までわずかですが、リサーチする中で気になった
写真などストーリーに上げていきます。
暇な時にでも見てやってください。

店舗物件を探していますがなかなか無い!

ではまた!